ダイエット薬 その2
やせ薬その2
代謝亢進薬
β2刺激薬
平滑筋弛緩作用があり、気管支喘息の治療に用いられている。
しかしβ1, β3刺激薬もあるため、副作用として心臓への陽性変力・変時作用、脂肪燃焼作用、骨格筋増強作用などがある。
危険な気がする。
甲状腺ホルモン
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レボチロキシン(チラーヂン)
人工的に合成されたT4ホルモン。
基礎代謝亢進、血糖上昇、心作用など。
人工的にバセドウ病を引き起こす感じで、結構危険そう。
インプット抑制
糖分吸収抑制薬
SGLT2阻害薬
- カナグル
- スーグラ
腎の近位尿細管に発現しているSGLT2を選択的に阻害し、グルコースの吸収を抑制する。
デメリットは、尿糖排泄、尿路感染症、脱水など。
元々は最近開発された糖尿病の薬で、低血糖発作が起こりにくい点で画期的とされている。
脂肪吸収抑制薬
- オルリスタット(ゼニカル、オルリファスト)
腸内のリパーゼに作用し、腸管での脂肪の吸収を抑制する。
副作用としては、脂溶性ビタミン欠乏、便失禁など。
おならするだけで、便が漏れ出るらしい。
様々な薬があるが、日本ではマジンドールのみが正式に認可されている。
一方で海外では、マジンドール、ロルカセリン、ブプロピオン、オルリスタットなどが認められている。
心臓に作用する系の薬はかなり危ないので、ダイエット目的に認可はされていない。
オルリスタットに関しては普通に生活しているだけでも結構痩せるようだが、腸管で脂質が吸収されないため、腸管がかなり滑る状態になる。
そのため、おならをするだけで便が漏れ出てしまい、おむつ装着は必須のようです。