医学部6年のタカパラさん。

なんて生きにくい、この世界の中で。医学生やってます。

ボクが本当にしたい事。。。

ほそぼそと更新してますよっと。

自分が本当にしたいことって一体なんなのか分からなくてつらい。
小中高までの小さい頃の自分はゲームをすることが本当に楽しかったのは間違いないし、このときの自分にとってゲームをすることが自分の人生を生きることに等しかった。
でも高三ぐらいからちょっと雲行きが怪しくなってきた。
自分の中に潜んでいる陰鬱さが顔を出し始めたのはこの時期からだった。
夏目漱石の「こころ」や森鴎外の「舞姫」などの純文学を読んだり、メンヘラな同級生が居たりして、他人の人生というものを垣間見た気がして、自分の人生というものを考え始めた。
だから人生や生命・精神を扱える仕事として医師というものを選択したく、医学部に入学したわけである。

入学したから複雑なものを考えられたかと言えばそうではなく、大局的な人生というものは学問の中であまり取り扱いすることはなく、個々のミクロな病態について学習するという有様であった。
それでも医学部を選んだことをそれほど後悔しているわけではない。
机上の空論を勉強しているより、身近なものについて勉強している方が遥かに応用が効くからだ。
医学部では他の学部と違って、卒業した学生の99%は医者になる。
学生の殆どが医者になることに注力するみたいで、それってどうなのかなと思っている。
ボクが彼らと決定的に違う点は仕事をすることが自己実現に繋がるとは考えていないということなのである。
とはいえ、だからどうしたいの? と聞かれても口籠もってしまうのがまた痛いところで、今のボクは致命的な窮地に陥っている
知り合いの中にはどうせすることないし仕事するって言う人もいるけど、最近はそういう人の気持ちも分かりつつある。
だけどボクは自分の人生をもう少し追求したいと思っている。
ただ周りに流されて生きるのでは無く、せめて主体的に行動したいと考えている。

 

お題「誰にも信じてもらえない体験」