仕事と趣味
小さい頃は何をしても楽しかった。
幼稚園の頃からテレビゲームが好きで、母親から止められない限り一日中やっていた。
小学校の頃は他にすることもなかったし、友人と遊ぶにしてもテレビゲームがもっぱらであった。
高校でも引き続きゲームはしていたけど、パソコンとインターネットを覚えた。
莫大な情報量に圧倒され、自分の無知を知らされた。
その頃、もっと頭がよくなりたいという欲求が芽生え、医師になることを志した。
机に向かって勉強をする分には両親は文句を言わない。
それ以降、勉強とゲームやインターネットなどの娯楽との比率が半々になった。
浪人し始めたころからゲームへの魅力が失われ始めた。
大学に入ったあとはただの暇つぶしをする道具に成り果てた。
最近は何をしてもピンとこない。
飲み会にいっても少しだけ楽しいぐらい。
勉強も少しは楽しい。
ゲームやインターネットをしても少しは楽しい。
楽しいことに関しては昔の方が感覚が鋭敏だったけど、最近は鈍ってきている。
苦しいことはほぼ横ばい。
ある程度は周りの環境に依存した人生を送ってきていたが、そのような環境を取っ払った時、自分はどのように考え、どのように行動したか気になる。
自分は周りの環境やあまり良くない人から悪い影響を受けることが多かったと考えている。
一切周りからの影響を受けない環境が存在しないことは分かっている。
だけど、自分が楽しかったことを邪魔されたくなかった。